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七宝について
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◎七宝とは 
 七宝焼とは金属製の下地の上に、ガラス質の釉薬を塗って、高温(400〜1000度)で焼付け、この工程を数回繰り返し、融けた釉薬によるガラス様あるいはエナメル様の美しい彩色を施す工芸です。 
 七宝とは、仏教用語から発生したもので、金、銀、瑠璃(エメラルド)、玻璃(水晶)、シャコ(貝)、瑪瑙、真珠という七つの貴重な宝の輝きをあわせもつほどの美しさがあるということに由来しています。西洋ではエマイユ(仏語)、エナメル(英語)と呼ばれています。
 
◎七宝の歴史 
 七宝焼の歴史は古く、古代エジプトにおいて作られていたことが分かっています。その後、ケルト人が青銅のアクセサリーや武器の柄などに美しい色の七宝の象嵌を施しています。当時七宝は、宝石の代表として使用されていました。この後、ビザンチン帝国にて有線七宝(エマイユ・クロワゾンネ)による七宝工芸が発達しました。13世紀末になると、様々な工夫、改良が加えられ、イタリアでは、薄肉彫りの模様の上に、透明釉薬を焼付け模様を透かして見えるようにした作品が見られました。14〜15世紀になると色々な技法を使い分けたユニークな作品が作られるようになり今日に至っています。
  日本において、七宝の技術が大きく発達したのは、慶応年間(1596-1615)のころで、朝鮮から七宝の技術を学び、ふすまの引き出や刀の鍔(つば)などの七宝作品が残っています。その後、明治、大正、昭和には名古屋・京都において、精妙で華麗な手作りの七宝が数多く作られました。昭和20年頃までは七宝釉薬は一部の工場や七宝職人の使用分だけ作られていた為、一般にはあまり普及しませんでした。大戦後、生活に余裕がでてくると、一般大衆からの要望もあり、一般にも売り出されるようになりました。最近では誰にでも手軽に入手できるようになり創作の楽しみを味わえるようになりました。
 
◎七宝の技法 

・有線七宝(エマイユ・クロワゾンネ)
 金属線により釉薬を色分けする

・無線七宝
 金属線を使わずに釉薬を色分けする
・透胎七宝(プリック アジュール)
 金属部分を透かし彫りにし、この透かした部分に透明釉を施す
・省胎七宝
 透明釉を施した七宝を、完成後に酸によってその金属部分を溶かす
・象嵌七宝(エマイユ シャンルベ)
 素地を鏨(たがね)などで彫る、もしくは、くぼめた部分に七宝を施す
・鎚起七宝(エマイユ バースタイユ)
 胎に鏨(たがね)などで打ち出しをし、透明釉を施す
・描画七宝(ペインティング エナメル)
 素地に不透明釉薬を施し、この上にごく微粉末状に作った釉薬を使って筆で画などを描き、焼成する
・ドロ七宝
 高温釉を使用するもの。光沢がなく泥のような感じに焼き上げる
・耀変七宝
 釉薬を高温で焼成することによってその色彩を変えるもの
・噴釉七宝
 不透明色の上に透明色を焼成すると中温になるにしたがい、不透明色が噴き出してくる
・マーブル
 溶けてあめ状になる釉薬をかき混ぜて、文様をつける
・書き割り
 下地を焼成したものに#120くらいの細かさの釉薬をふりかけ、書き割って焼成したもの


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